茂林の山林で 多納村の文化に触れる
【◎文/蔡蜜綺 ◎翻訳/有田夏子 ◎攝影/Carter ◎写真提供/高雄市政府新聞局】
冬の季節、茂林の山々は霧に包まれ、絵に描かれたように美しい。このたび、独自の文化が息づく多納村で、ひそかに人気のコーヒーショップ「一山沐珈琲屋」を訪れた。ドリップコーヒーの香りに包まれながら、多納村の文化に囲まれていると、真冬の風も温かく感じられるから不思議である。
「一山沐珈琲屋」の卓瑞賢店長は、コーヒーテイスティングの国際大会「International Coffee Taste Master Championship 2019」の優勝者だ。代々多納村に住む卓瑞賢さんの一家は、コーヒーの栽培、製造、カウンターまでを自分たちで手がける。そして、卓瑞賢さんのコーヒーテイスティング技術が最高の味を保っている。静かな山間の町で、達人の入れるコーヒーをすすり、地元の香辛料「馬告(マーガオ)」を使ったスコーンと手製プリンで贅沢なひとときを楽しむ。ゼリーのような食感の「ミックス愛玉」もおすすめだ。
ルカイ族の伝統文化を色濃く残した多納村では、百歩蛇、陶器の壺、ユリの花、太陽など、ルカイ族の伝統的な意匠をモチーフとした彫刻や図案がいたるところで見られる。伝統建築「石板屋」は、地元で採取できる建材を用いたグリーン建築で、冬は暖かく夏は涼しく過ごすことができる。
村人が石板で焼く肉やソーセージの香りがあたりに漂う。伝統料理ジナフ(吉拿富)は、たっぷりの豚肉を粟で包んだ粽料理。粟にしみこむ肉汁がおいしい。
食事の後は、山林の景色を眺めながら腹ごなしの散歩に出かける。「勇士散歩道」は往復約20分ほどのコースで、子どもからお年寄りまで気楽に登れる。道中には、「勇士召喚台」や「人頭祭祀場」などの歴史的な場所があり、看板にはルカイ族の戦士たちの狩猟や防衛の伝統について書かれていた。美しい景色と伝統文化の旅へ、あなたも出かけてみませんか?
「一山沐多納珈琲屋」
所在地:高雄市茂林区多納里6-6号
電話番号:0932-500065
営業時間:9:00~17:00
Facebook:一山沐多納咖啡屋
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