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湖内の旅

2018-08-08 13:00KH Style

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【◎文╱余嘉榮 ◎訳╱新垣李加子 ◎撮影╱余嘉榮】

 高雄市湖内区は東に台1線、西に台17線が通っており、多くの車が行き交う場所である。清朝時代には「湖街」という道(現在の民権路)があり、台南府城と鳳山県の間の交通の要衝だった。

※ 遠く明寧靖王・朱術桂を想う

 『台湾地名研究』の著者である阿部明義は、湖内を「以前大きな湖であった」と記した。湖内は二仁渓の南岸に位置している。以前は大きな沼地で、その上に湖と水溜まりがあったことから、「大湖」と呼んでいた。

 湖内区湖内里と路竹区竹滬里の境目付近には、明寧靖王墓という明朝の始祖である朱元璋の九代目の子孫・朱術桂を埋葬している墓がある。史料によると、一六八三年に施琅が大軍を率いて澎湖を攻めた際、朱術桂は明朝が既に敗北を免れないことを知り、失意のうちに湖内で首をつって殉国したという。現在の明寧靖王墓園区には老木がそびえ、訪れた人々は自然豊かな生態池や遊歩道のそばで遊んだり休んだりしている。

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※ 独特で美しい風景を感じる

 明寧靖王墓から台1線の方向に歩くと、隠れた産業遺産―湖内トマト会社にたどり着く。もともとは台湾と日本の合資で設立したトマト缶の工場であったが、第二次世界大戦後にパイナップル缶の工場に変わり、その操業が終了したあとは建物がしだいに荒れ果てていってしまった。しかし、その跡地で勝手気ままに花を咲かせる鳳凰木(ホウオウボク)に惹きつけられた写真愛好家が何枚もの風景写真を撮ったことで、撮影スポットとして知られることとなった。そこは年月を経ても変わらない美しさを保っている。

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 湖内区の自転車道には特色がある。例えば、もともと台湾糖業鉄道の本州線だった道では、昔の台湾糖業の五分車に乗って田舎ののどかな風景を体験できる。湖内里から大湖までの道には、蓮の田に浮かぶ小さな橋があり、そのそばの廃線が静かに歴史を見守っている。蓮の田のそばの店では蓮根茶を販売している。夏に冷たい蓮根茶を飲めば、暑さを和らげることができるだろう。

 自転車道から西に歩き、二仁渓の川と省道が近づいたところに、目の覚めるほど鮮やかな赤色の二仁渓橋と、一九二一年に建てられ、現在は廃墟となっている歴史的な建築物「旧二層橋」がある。かつて戦火にさらされたものの、部分的な修復で橋の南北両端の形が変えられ、異なる時代の建築方法を見てとることができる。

 レトロな雰囲気が好きなら、古い音楽がテーマの喫茶店に入ってみるのもいいだろう。店内では昔の台湾のレコードを多く所蔵している。大湖の集落の歩道案内に沿って歩いていくのも、湖内を知る一つの方法だろう。静かな集落の小道や古民家を行き来して、開拓の足跡を探すことができる。

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※ 湖内のローカルフードを求めて

 湖内ではたくさんの美味しい料理が訪れる人を待っている。文賢劇院の隣にある「寶貴姨排骨酥」では、香りの濃い排骨酥湯(スペアリブのスープ)を味わうことができる。運がよければ、店主のおばさんから劇院に関する面白い話を聞けるかもしれない。中正路の「天下第一刀」の店前には、木製のテーブルに蟳粿(卵と豚肉・イカなどを蒸し固めたもの)、粉腸(小腸)、生腸(卵管)、豬肚(豚の胃)、魚卵…といった下ごしらえされた食材たちがぎっしりと並んでいる。店主の包丁さばきで、シンプルだが絶妙な黒白切(豚モツ肉のスライス)があっという間に出来上がる。さらにこの店オリジナルのソースと合わせれば、美食の完成である。

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 湖内は古くは養鴨で知られ、今でも「松村燻之味」や湖内忠孝街の「鴨董香燻味」、永安零旧市場の「李家糖燻味」といった店ではすべて湖内産の鴨肉を使っている。また、湖内で有名な「粿伯仔(粿おじさん)」の九層糕を食べてみたければ、早起きして運試ししなければならない。粿とは、米粉で作った食べ物のことである。湖内の海埔で粿の店を営んでいた林金岸さんは、雙糕潤と九層糕の昔ながらの作り方を守り、そのなめらかさが人気だった。林さんが亡くなった後は、息子さんとその奥さんが店を引継いだ。今は太爺福安宮の前の朝市で店を開いている。朝の五時に始め、七時にはほとんど売切れになるという。

湖內旅遊 https://bit.ly/2OhEFAr

湖內特產 https://bit.ly/2A540KZ

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KH Style KH Style, Kaohsiung City Government's bimonthly English magazine, introduces the city's major public construction projects, economic development, tourism information, art exhibitions, agricultural products and diverse cuisines. As the City of Kaohsiung continually evolves, KH Style hopes to introduce the prevailing topics and ideas in town. When visiting Kaohsiung, travelers will meet lavish hospitality, the core essence of Kaohsiung and enticing them to come back.

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