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内門区を知る

2018-04-17 15:34KH Style

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【◎翻訳:楊蕙寧(ヨウ ケイネイ)

◎撮影╱郭宸志、鮑忠暉】

 野菜を積んだ車が廟の広場に入ると、「八百屋さんが来たよ!」という声が響く。広場で走りながら遊んでいる子供たちに、廟の後ろに広がる公園と池の間を散歩している家族、そのそばで大きな声を出す参拝客に、遊覧客やバイクのライダーたちに声をかける数軒の台湾ソーセージの屋台が、内門南海紫竹寺の朝に活力を与えている。

※心を慰める民俗文化芸陣

 その昔、内門区は「羅漢門」と呼ばれていた。地元で三百年の歴史を超える南海紫竹寺に観音様の指示を仰いで分霊し建てられた内門紫竹寺には、ともに観音様が祀られている。民俗文化の一種である芸陣の「宋江陣」や「羅漢門迎仏祖」といった巡行パレードは、そうした内門を代表する文化である。

 人口二万人足らずの内門だが54に上る宋江陣チームがあって、その密度は台湾一だ。本来宋江陣は伝統社会において、閑散期庄内の男子を集めて武術を習得させながら里を守り、体を鍛え、地元愛を培うために発展してきた。しかし社会の変化にともなって、宋江陣はやがて神様に感謝するパフォーマンスへと変わっていった。南海紫竹寺の隣にある宋江陣兵器館には様々な陣頭用の兵器を展示され、毎年出陣の際に撮る写真からは、祭りの喧騒や兵器が打ち合う声まで聞こえてきそうだ。

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 「羅漢門迎仏祖」は毎年旧暦2月19日、観音様生誕の三日前から開催して、内門紫竹寺、南海紫竹寺と順賢宮などのお寺が順番に主催して行っている。その内容は主に「起駕」、山々を巡る「敬場」、それに「火渡り」、「入廟」である。巡行パレードの四日間、信者たちは観音様の神輿に随行して、毎日三、四十キロの道を歩く。彼らが通る場所には人々が祭壇を設け、飲食物が提供される。パレードの見どころは神様を守る何十組の陣頭チームがパフォーマンスをしながらお互いに「張り合う」部分で、大いに盛り上がること間違いなしだ。

※披露宴文化の郷

 内門紫竹寺にある観亭里集落を散策すると、宴会料理人である「総舖師」の名が掲げられた店が数多く見られるが、そこからは各店舗の「食」に対するこだわりが感じ取れる。内門は台湾宴会文化の起源と考えられており、全盛期には150名もの総舖師たちがここで営業していた。およそ5世帯に1世帯がこの職業に就いていたために、総舖師の郷と名付けられた。

 内門は山が多くて畑が少ないために土地の質はよくなく、住民たちが農業以外で生計を立てる方法を見つけなければならなかった。当地では陣頭や神さまに感謝する酬神文化が盛んであったために、披露宴のニーズが増え、また内門が総舖師の郷となった。紫竹寺のそばの大集会堂の厨房からは、一年を通じて香ばしい料理の香りが漂っている。大きな鍋の中で煮込んだキャラメル色の「封肉」、椎茸を香りまで炒めた油ご飯(台湾風おこわ)には涎が出るような油のつやがある。佛跳牆を蒸籠から持ち出すと、蒸気が食材の香りと交じって鼻をくすぐってたまらない気持ちになる。

※文化・歴史・自然景観

 観亭里には有名な古刹紫竹寺以外にも、民家や道、田んぼの間に紫竹寺の龍脈と言われる「七星塔」があることも特色のひとつだ。言い伝えによれば、七つの星が内門に落ち、七つの土盛りになったが、その配列が北斗七星と近かったので、住民がそれを当地の龍脈として守っているらしい。戦後、紫竹寺はそれらの土盛りに塔を建てて祀った。

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 内門で誰もが知っている歴史人物は朱一貴であろう。内門鴨母寮の生まれで、家業は養鴨をしていたために鴨母王と呼ばれた。彼は庶民を率い城を攻めて王となったが、最後は軍隊の内紛や清国の軍隊に敗れ、北京に護送されて殺された。台湾で唯一朱一貴が祭られているお寺は、鴨母寮興安宮である。興安宮の周りは朱一貴記念園区とされ、石像や碑文が並べられ、後々の人々が思いを馳せられるようになっている。豊かな文化と歴史資産以外にも、内門の自然景観もお薦めだ。近くの山の山頂「308高地」に登れば有名な悪地地形を一覧できるだけでなく、視界がよければ嘉南平原を一望でき、さらに台南の海岸線の日の出や日の入も見ることができる。

※アンスリウム・新興産業の繁盛

 近年内門ではアンスリウムの栽培が新たな産業となっている。アンスリウムは熱帯雨林に咲く花で、栽培の過程で注意深く湿度や日差しをコントロールしなければならない。二十年前内門の「真美花園」で紹介され、近年ではグループ見学の予約を始めている。園内では四十数種類の紫やピンク、白や赤のアンスリウムが咲き乱れ、大切に育てられたこれらの花は、毎月航空便で日本まで輸出され、生け花として使用されている。現在内門ではアンスリウムの栽培面積は四十ヘクタールを超え、地元の新たな誇りとなっている。

 功夫内門や蔵龍臥虎、これらの山城には訪れる人々の信仰や人情、伝説が宿っている。

 功夫内門、紫竹春生、内門は、羅漢が守る桃源郷であって、静かな場所を訪れたいと思っているあなたを待っている。

KH Style

KH Style KH Style, Kaohsiung City Government's bimonthly English magazine, introduces the city's major public construction projects, economic development, tourism information, art exhibitions, agricultural products and diverse cuisines. As the City of Kaohsiung continually evolves, KH Style hopes to introduce the prevailing topics and ideas in town. When visiting Kaohsiung, travelers will meet lavish hospitality, the core essence of Kaohsiung and enticing them to come back.

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