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台北でリフレッシュ: 今年の夏のおすすめスポット5選

渓流に沿ってハイキングをすると、夏の台北でも十分に涼むことができます。
渓流に沿ってハイキングをすると、夏の台北でも十分に涼むことができます。

【文: Nathan Ray】

【編集: 下山敬之】

【写真: Taiwan Scene、Samil Kuo、台北自来水園区、台北市政府水利工程処】

寒い冬は家の中に閉じこもる機会も増えますが、夏は太陽の下へ飛び出し、日光を浴びて楽しむ季節です。台北市には緑地も多いですし、世界的に評価の高いハイキングコースやリバーサイドパークなど魅力的なスポットがたくさんあります。湿度の高さから室内で涼む人もいますが、今回は夏を満喫できる最高の屋外スポットを5か所紹介していきます。古い歴史を持つ山道や夏にぴったりなウォーターパークなど、家族連れで楽しめる場所ばかりです。気になった場所があればぜひ旅行プランを検討してみてください。

水場で遊ぶ際には天候や河川の状況をよく確認しましょう。小さいお子さまがいる場合は目を離さないように注意してください。

虎山親山歩道

整備された虎山親山歩道は小川に足を入れ、穏やかな時間を過ごすことができます。
整備された虎山親山歩道は小川に足を入れ、穏やかな時間を過ごすことができます。
虎山親山歩道は台北中心部の中でも賑わっている信義区にあります。ここは台北盆地の南端を横断する広大なハイキングコースの一部です。このハイキングコースは象山、獅山、豹山、虎山と呼ばれる4つの山を跨いでいて、それぞれが動物の名を冠していることから「四獣山」と呼ばれています。

虎山親山歩道の入口は松山慈恵堂の後ろにあり、MRT板南線(ブルーライン)の後山埤駅から南へ徒歩約15分、あるいは福徳街へ向かうバスに乗ると歩く距離を短縮できます。自信がある方は駅から徒歩による走破を目指しましょう。入り口に到着したら左右に2つのコースが現れます。左側は寺院の横に隣接された階段を上っていくコース、右側は虎山渓に沿ったコースです。右側のコースには小川が流れていて、トンボや鳥といった小さな生き物たちがハイキングの「お供」をしてくれます。また、少し歩いたところにある最初の石橋には階段があり、それを下りると小川へ直接足を浸すことができます。橋を渡って1分ほど歩いた場所には大きめの広場があり、そこを流れる小川は水深も浅いのでお子さま連れの方も安心して遊べます。

このコースは九五峰や象山などに比べるとこう配も緩やかなので、ハイキングの難易度は低めです。熱帯雨林の下を通る石造りの小道は夏の暑さを和らげ、さらに小川が癒しと休息を与えてくれます。

坪頂古圳歩道

坪頂新圳の頂上には小川が流れていて、水深は浅く、水流も穏やかなので子どもたちが遊ぶのに適しています。
坪頂新圳の頂上には小川が流れていて、水深は浅く、水流も穏やかなので子どもたちが遊ぶのに適しています。
次に紹介する坪頂古圳歩道は陽明山のふもとにあります。市街地から最も近い入り口は、故宮博物院から約7kmのところにあり、MRT剣潭駅からバスで行くことができます。

このコースの特徴は、坪頂古圳、坪頂新圳、登峰圳といった一連の運河です。これらの運河は清朝時代に農耕や生活用水のために地元住民が山腹を切り開いて建設しました。坪頂古圳は1834年に建設されたもので、3つの運河の中でも最も古いものです。いずれの運河も小さな滝や大地から染み出る伏流水が源流となっていて、きれいな山の水を取り込み、それを周辺地域に供給しています。また、貴重な水の供給だけでなく、運河の周辺には多くの動物が生息しており、小さな魚やカエル、トカゲなどの生物が鑑賞できます。

内双渓を囲む坪頂古圳歩道には小さな滝があり、ハイカーたちの憩いの場となっています。
内双渓を囲む坪頂古圳歩道には小さな滝があり、ハイカーたちの憩いの場となっています。

メインのハイキングコースは全長2.3kmで、緑豊かな渓谷を緩やかに進み、3つの運河と内双渓を横切ります。厚い樹冠が日差しを遮り、爽やかな渓流が癒しを与えてくれるスポットです。小川沿いにある平らな岩で瞑想をすれば、森の持つ癒しのパワーが得られそうな感じさえしてきます。人類の歴史と大自然の美しさを存分に楽しみましょう。

大溝渓生態治水園区

緑に覆われた大溝渓歩道には、のんびりハイキングをしたい人たちが集まります。
緑に覆われた大溝渓歩道には、のんびりハイキングをしたい人たちが集まります。
大溝渓生態治水園区は台北北東部にある内湖区に位置し、MRT大湖公園駅から大湖山荘街を850mほど歩くと到着します。

公園内には緩やかな丘陵に隣接した芝生の広場が広がっているので、子供や犬が遊ぶ場として最適です。趣のある石造りの道が谷を流れる小川に沿って続くこのハイキングコースは、途中に多くの休憩スポットも用意されています。

一番の見どころは、入り口から歩いて20分ほどのところにある「円覚瀑布」という滝です。ここは多くの人が鑑賞を楽しめるようにと座席が数多く用意されていますし、足を直接水につけることもできます。

円覚瀑布は台北市内でもアクセスがしやすいハイキングコースの1つです。
円覚瀑布は台北市内でもアクセスがしやすいハイキングコースの1つです。

また、ここは台北市内を縦断するように張り巡らされた全長92kmのハイキングコース「台北大縦走」の一部でもあるのです。さらに奥へと進むと碧山巌に到着し、金面山、あるいは陽明山まで行くことができます。午後のひとときをのんびりと過ごしたいときは、大溝渓生態治水園区へ足を運ぶのもよいでしょう。台北で最も気軽に滝が鑑賞できるコースなので、夏の日帰り旅行にはもってこいのスポットです。

台北自来水園区

バロック式の建築様式で建てられた自來水博物館は、人気のインスタ映えスポットでもあります。(写真/台北自来水園区)
バロック式の建築様式で建てられた自來水博物館は、人気のインスタ映えスポットでもあります。(写真/台北自来水園区)
より刺激的なアクティビティを体験したい方は、台北市南部の中正区にある台北自来水園区がおすすめです。MRT松山新店線(グリーンライン)の公館駅より徒歩園内でアクセスできます。

公園内には小観音山生態登山歩道という夏にピッタリのアウトドアスポットがあります。ここは観音山貯水池まで続くハイキングコースがあり、この貯水池は100年の歴史を持っています。現在でも台北に水道水を供給する重要な水源であり、世界の地下宮殿と比較しても遜色ありません。貯水池の遊歩道へ入るには予約が必要ですが、一度足を踏み入れると暑さをしのげるだけでなく、タイムスリップした気分が体験できるでしょう。どうしても日差しに耐えられないという方は、台北の給水システムが見学できる台北自来水博物館の中を見学するのも1つの選択肢です。

100年以上の歴史がある観音山貯水池は、台北市の古蹟に指定されています。(写真/台北自来水園区)
100年以上の歴史がある観音山貯水池は、台北市の古蹟に指定されています。(写真/台北自来水園区)

館内では8月19日から28日にかけて、台北市政府主催の「台北河岸童楽会」が開催されます。期間中はウォータースライダーやプールが開放されるので、子どもたちと一緒に太陽の下で水浴びが楽しめます。入場料は大人がNT$80、12歳以下の子供と学生はNT$40です。

大佳河浜公園

大佳河浜公園の埠頭はカヤックなどのアクティビティを楽しむのに最適です。(写真/Samil Kuo)
大佳河浜公園の埠頭はカヤックなどのアクティビティを楽しむのに最適です。(写真/Samil Kuo)
大佳河浜公園は台北松山空港に近い中山区の北端、基隆河畔にあります。公園へのアクセスはバスか自転車がおすすめです。

基隆河と淡水河に挟まれた台北には、最短で約8km、最長で47kmのサイクリングロードがあるほか、水門付近には遊び場や運動施設、公園が点在しています。大直橋から西に伸びる広大な大佳河浜公園は、台北を囲むすべてのリバーサイドパークとつながっているダイナミックなスポットです。縦横無尽に広がるサイクリングロードのおかげで、台北を別の角度から眺めることができます。

納涼だけでなく美しい夕日も鑑賞できるので、夏の夜はぜひ希望の泉の噴水ショーを見に行きましょう。(写真/台北市政府水利工程処)
納涼だけでなく美しい夕日も鑑賞できるので、夏の夜はぜひ希望の泉の噴水ショーを見に行きましょう。(写真/台北市政府水利工程処)

大佳河浜公園の目玉は「希望の泉」と呼ばれる噴水です。細長い形をした公園の西側にあり、午前10時から午後5時まで1時間に1回、高さ70mを超える水を噴き上げます。さらに7月から8月にかけては、華麗なイルミネーション演出による1回15分のエクストラショーを夜7時と8時にそれぞれ開催。インスタ映えスポットとして有名な圓山大飯店をバックに素晴らしいショーが満喫できます。また、噴水だけでなく、滑り台やブランコなどの遊具もありますし、日陰に設置された砂場にはバケツやスコップもあるので、お子さま連れの方にピッタリのスポットです。

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